街道を歩く４-1甲州道中(1)日本橋～笹子

　甲州道中は、日本橋から半蔵門、新宿、八王子、甲府を経て下諏訪までのおよそ220kmです。途中、小仏峠、笹子峠などの難所もあり起伏に富んだ街道です。

　平成22年10月5日にスタート、平成24年4月19日に下諏訪着。しかし、最大の難所・笹子峠はいまだ歩いておらず完全踏破とは言えません。23年秋に暴風雨による土砂崩れで、旧道部分が通行止めになり、その後、24年12月2日には中央高速の笹子トンネルの天井板落下事故で付近に近づくのが困難になったためです。

　甲州道中は現在の国道20号線に近いところを通り、宿場は４５あったと言います。江戸方面からは上り坂が多く、一日の歩数はのびません。15日間もかかっての旅でした。